研究に携わる皆様は、レビュー論文の執筆を検討、あるいは指示される機会があるかもしれません。特定のテーマに関する既存研究を評価・分析し、新たな知見を提示するレビュー論文は、研究分野の動向や課題を俯瞰し、未解明な点を明らかにする上で重要な役割を果たします。
本記事では、レビュー論文の執筆に必要なプロセスを、テーマ設定から文献収集、構成、執筆に至るまで詳細に解説いたします。
目次
レビュー論文とは、特定のテーマに関する既存の研究論文を網羅的に調査し、その内容を分析・評価・要約した論文です。これにより、当該研究分野のトレンドや課題、未解明な部分が浮き彫りになります。新たな研究に着手する研究者や、分野全体の動向を効率的に把握したい研究者にとって、レビュー論文は特に有益な情報源となります。
レビュー論文は、独自の研究成果をまとめた研究論文(原著論文)とは異なり、過去に行われた研究を検証し、そのデータや論拠を統合したものです。優れたレビュー論文は、対象分野の研究について偏りのない情報を提供し、有効な研究結果と無効な研究結果を明確に区別することで、学術研究の発展に貢献します。
レビュー論文を読むことで、読者は特定の研究領域におけるトレンドや課題、既に解明された点と未解明な点を把握できます。
レビュー論文の目的は、「選択したテーマに関する過去の研究を収集、統合し、最新の既存の知識体系に新たな知見を蓄積させ、統合を促進する」ことにあります。 つまり、過去に行われた研究結果を集めて再検討・評価することで当該分野の全体像を包括的にまとめることです。
研究者にとって、レビュー論文の執筆は自身の知識やスキルの向上、研究分野への貢献、キャリアアップなど、多岐にわたるメリットをもたらします。具体的には、以下の点が挙げられます。
さらに、レビュー論文の執筆過程において、他の研究者との協力関係を構築し、調整能力や管理能力を養うことも期待できます。
研究論文(原著論文)は、研究者が自ら実施した研究に基づき、新たな発見や結論を論じるものです。一方、レビュー論文は特定のテーマに関する既存の研究を評価・批判し、包括的にまとめたものです。レビュー論文は、研究論文を分析し、その結果や意義を整理する役割を果たします。
レビュー論文は、研究分野全体の動向を把握するための重要なツールであり、特に研究の初期段階において有用です。レビュー論文を読むことで、その分野の基礎知識を習得し、研究テーマの設定や重複を避けるための指針を得ることができます。
さらに、レビュー論文では複数の研究論文を比較検討し、その結果の妥当性や限界を明らかにします。このように、レビュー論文は研究論文の内容を批判的に評価し、その分野の研究を深化させる役割を担っています。
レビュー論文は、既存の研究を評価・批判しながらまとめることで、その分野の研究を深化させる役割を担います。読者がその分野における多様な研究を理解し、今後の研究課題や方向性を見出すことができるよう、以下の要素を盛り込むことが重要です。
レビュー論文のタイトルには、 「研究テーマの重要な要素」 を含める必要があります。読者は、タイトルを見て読み進めるべきかどうかを決めるため、関心を引くような表現を心がけましょう。
タイトルの文字数は投稿するジャーナルによって異なる場合があり、ジャーナルによってはショートタイトルを求められる場合もあります。
レビュー論文のアブストラクトには、研究プロジェクトの要点または総合的な内容の概説を記述します。
タイトルを見て読み進めることを決めた人は、アブストラクトをチェックして、自分の目的に合致しているかどうかを判断します。
アブストラクトの長さは200~250語が目安です。
引用は含めず、頭字語や略語は2回目以降の使用の場合のみ使用します。
必要に応じて、「目的」「方法」「結果」「結論」などの小見出しを使用します。
イントロダクション(序論)では、取り上げるトピックに関する背景情報を読者に説明します。テーマを要約し、このレビュー論文執筆の目的を明確に説明します。
その後に、研究課題(リサーチクエスチョン)、調査方法、論文の構成を記述します。
イントロダクションは現在形で記述するのが一般的です。
レビュー論文の「材料と方法」セクションは、レビュー論文を作成する際にどのような情報収集を行ったかを記述する部分であり、レビュー論文の根幹を成す非常に重要な要素です。
具体的には、文献検索の方法、検索に利用したデータベース、キーワード、選択基準、除外基準などを詳細に記述する必要があります。
過去の研究をどのようにレビューしたか、どのような情報源(データソース)を用いたのかを記述することで、読者は論文の信頼性を客観的に評価できます。
レビュー論文の「結果」セクションは、リサーチクエスチョンに対する回答を提供する重要な部分です。
このセクションでは、レビューに取り上げたすべての研究結果を記載しますが、単に結果を羅列するのではなく、それぞれの研究がレビューの目的にどう関連しているかを明確に示します。分析対象となった研究グループやサンプルに違いがある場合は、その詳細についても説明します。さらに、統計的有意性についても記述することが求められます。
重要なのは、個人的なバイアスや見解を避け、客観的な事実に基づいて記述することです。
レビュー論文の「ディスカッション(考察)」では、レビュー論文によって得られた結果をまとめます。研究をさらに深め、進めるため、批判とその根拠も記載します。
レビュー論文の序論で述べた背景情報と目的を再度確認し、結果セクションで示した結果とその妥当性について明確かつ簡潔に議論します。
具体的には、結果が何を意味するのか、どのように解釈できるのか、そして結果から導き出せる結論は何かを論じます。 また、このセクションでは、結果から生じた新たな疑問や、今後の研究課題についても提示します。
レビュー論文の「結論」セクションは、論文の序論で提示したリサーチクエスチョン(研究課題)に対する回答を記述します。
このセクションでは、研究を通して明らかになった発見が持つ意味や、その解釈、さらに検討すべき未解決の疑問点を明らかにします。
「結果」セクションは研究結果そのものを示すのに対し、「結論」セクションは結果を踏まえて、研究の目的を達成できたかを論じ、さらに研究を発展させるための考察を行なう箇所です。
「研究の限界」セクションでは、レビュー対象の研究が広範なグループに適用可能な結論を導き出すのに十分であるかどうかを評価し、その理由を明確に記述します。また、将来の研究に対する提案もここで述べます。
「謝辞」セクションでは、文献レビューの作成において多大な支援を提供してくれた個人や機関に対して感謝の意を表します。
研究に対する助言やサポート、資金提供、データ提供など、具体的な支援内容に触れながら感謝の意を示します。具体的な名前や役割を記載することで、関係者への敬意を示し、レビューの信頼性を高めることができます。
「参考文献」セクションでは、本文中で引用されている文献のみを記載します。
参考文献は50〜100件程度が目安です。インターネットからの引用は通常不可です。
文献レビューを執筆する際には、参考文献の情報を詳しく記述することが重要です。これにより、読者が一次資料にアクセスしやすくなります。著者名、論文タイトル、出版年、ジャーナル名、巻号、ページ番号などの詳細を正確な形式で記載してください。これにより、学術的な信頼性が高まり、読者が関連研究を理解しやすくなります。
レビュー論文の種類
レビュー論文にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる目的と方法論を持っています。レビュー論文を執筆する際には、適切なレビュー論文の種類を選択する必要があります。
本セクションでは、以下の4つの主要なレビュー論文の種類について詳しく説明します。
各種類のレビューがどのような場面で利用されるのか、その特徴と利点を理解することで、適切なレビュー方法を選択し、効果的な研究を進めるための基盤を築くことができます。
ナラティブレビューは、従来型の文献レビューの形式であり、関連文献を統合してまとめるものです。このレビュー論文は、特定の研究分野について物語を語るように記述されます。スコーピングレビューやシステマティックレビューとは異なり、ナラティブレビューは研究の評価を主眼とせず、比較的容易に作成できます。
ナラティブレビューの主な目的は、信頼性が高く、説得力のある議論を展開することです。この形式は、科学実験に関するテーマだけでなく、災害がメンタルヘルスに与える影響など、幅広いトピックを扱うことができます。特に新しいテーマや未開拓の領域において、ナラティブレビューは非常に有用です。既存の知識を体系的に整理し、研究の現状を理解するための重要な手段となります。
スコーピングレビューは、特定のトピックを包括的に理解し、疑問に答えるためのレビューです。量的研究、質的研究、混合研究など、あらゆるタイプの研究を網羅し、広範な検索を行います。
スコーピングレビューは、全体像を把握し、学術的な研究から導かれる様々な視点を提供するのに適しています。例えば、「ブロックチェーンの医療におけるメリットとリスク」のように、既に一定の研究が進んでいる分野の理解を深めるのに有効です。
このレビューは、ナラティブレビューとシステマティックレビューの中間に位置し、幅広い知見を網羅的にマッピング(概観)することを目指します。そのため、マッピングレビュー(Mapping review)とも呼ばれます。
スコーピングレビューは、研究テーマに関する文献の数や範囲を体系的に調査し、利用可能な文献やエビデンスをマッピングして要約します。また、まだ研究されていない範囲(ギャップ)を特定することで、将来の研究の方向性を示します。
システマティックレビューは、特定の研究課題について関連するすべてのデータを照合・統合するための最も包括的なアプローチです。このレビューは、あらかじめ定義された適格基準を用いて文献を厳密に評価し、質の高いエビデンスを提供します。
システマティックレビューは通常、狭い範囲に焦点を絞った議題を扱い、特に医療分野で広く利用されています。例えば、「COVID-19に関連する小児の心血管リスクを理解する」といったテーマで、治療プロトコルを策定する前に学術的なエビデンスを収集する際に役立ちます。
ナラティブレビューは一般的な理解を深めるのに有用ですが、システマティックレビューはより詳細かつ包括的な文献検索と評価を行うため、研究のスタンダードとされています。例えば、コクラン・レビュー(Cochrane Reviews)は、医学分野で国際的に高く評価されているシステマティックレビューの一例です。
メタ分析は、複数の独立した研究結果を統計的に統合し、一貫した結論を導くための手法です。システマティックレビューの一部として行われることが多く、特に量的データを扱う際に有用です。メタ分析は、個々の研究では得られない強力なエビデンスを提供し、異なる研究の治療効果を統合して正確な効果の推定を可能にします。
メタ分析のプロセスには、適格基準の設定、関連研究の選定、データの抽出と統合が含まれます。この手法は結果のばらつきを減らし、信頼性の高い結論を導くために重要です。また、研究間の一貫性や異質性を評価することで、結果の解釈を補強します。
メタ分析は医療分野で特に有用であり、薬物治療の効果や副作用の比較などに利用されます。コクラン・レビューはこの手法を用いた代表例であり、医学研究における信頼性の高いエビデンス源となっています。メタ分析は、エビデンスに基づく実践を支援し、政策決定や臨床ガイドラインの作成にも寄与します。
レビュー論文の書き方
レビュー論文を効果的に書くためには、体系的なアプローチが重要です。先行研究を網羅的に調査・解析しまとめることが求められます。
このセクションでは、テーマ選択から執筆までの具体的な6ステップを紹介します。
これらのステップを踏むことで、質の高いレビュー論文を作成するための基本的な流れを理解できます。
レビュー論文を書く際には、まずリサーチクエスチョンを明確に設定します。その後、テーマに合った研究論文を検索するために、適切なキーワードの選定が重要です。適切なキーワードを選ばないと、関連する研究論文を見つけるのが難しくなります。
まず、研究分野を絞り込み、その分野に関連する一次資料を探すためのキーワードをピックアップします。
図書館の蔵書検索や文献データベースサイトを活用して、情報を偏りなく収集しましょう。過去の論文や体系的にまとめられたレビュー論文を参考にして、有効なキーワードを選び、リスト化します。
これにより、検索効率が向上し、網羅的な文献収集が可能になります。適切なキーワードリストを作成することで、レビュー論文の質を高め、信頼性のある研究を進める基盤が築けます。
ステップ1で集めたキーワードを使用し、学術検索エンジンで文献を検索します。文献の収集にはPubMedやGoogle Scholarなどのデータベースを活用しましょう。
論文の目的に沿い、仮説や方法が適切で、最新のエビデンスに基づいているかを基準に文献を選定します。
最新の論文や引用数の多い論文を網羅することで、近年の傾向や重要なトピックを把握できます。他の論文で引用されている文献や、同じ著者の他の文献も参照すると効果的です。
分野を横断する研究も多いため、広い視野で文献を収集することが推奨されます。収集した文献は参考文献管理ツールを使って適切に管理します。関連性の低い文献が多い場合や焦点がぼやける場合は、ステップ1に戻ってキーワードを再検討し、同義語や類義語で検索を繰り返します。
文献を選んだ基準を記録することも重要です。このプロセスを簡潔に説明することで、文献レビューの透明性、公正性、再現性が確保されます。
ステップ2で収集した文献は、参考文献管理ツールを使用して適切に管理する必要があります。これにより、執筆の効率が大幅に向上します。以下のツールは文献管理に特におすすめです。
1. EndNote: 最も有名な文献管理ソフトで、多くの研究者に利用されていますが、価格が高いため予算に制約がある場合は他の選択肢も検討すべきです。
2. Mendeley: 無償で利用でき、文献管理や共同研究に便利な機能を備えており、多くの研究者に支持されています。
3. PaperPile: 低価格で、特にGoogle Scholarとの連携が強力であり、効率的な文献管理が可能です。
4. Zotero: 無償でオープンソースの文献管理ツールで、拡張性と使いやすさが特徴です。
これらのツールを活用することで、文献の整理、引用、共有が簡単になり、レビュー論文の執筆を効率的に進めることができます。文献管理を徹底することで、研究の信頼性と質を高めることができます。
文献を収集した後は、その内容をしっかりと読み込み、理解することが重要です。各研究がどのような目的で行われ、何を明らかにしたのかに着目しながら読んでいきます。文献レビューを執筆する際には、各研究の長所と短所を客観的な視点で評価することが求められます。
まずは下読みを行い、わからない用語や理論があれば調べながら読み進めます。これにより、文献の内容を深く理解しやすくなります。
重要な部分には線を引いたり、メモを付けたりすることで、後から参照しやすくなります。レビュー論文を書く上で、研究内容の正確な理解は不可欠です。しっかりとした精読を通じて、各研究の意義と限界を把握し、レビューに反映させることが大切です。
ステップ4までで論文を読み終えたら、いよいよレビュー論文の執筆準備に入ります。まず、レビューの構成を決めましょう。
研究分野や専門分野によって構成が変わる場合もありますが、基本的な構成は以下の通りです:
レビュー論文の執筆は、効果的な構成と明確な表現が鍵となります。以下の具体的な手順に従いながら、レビュー論文の執筆を進めましょう。
・タイトルとアブストラクトは、読者が最初に目にする部分です。テーマを正確に反映し、興味を引くような表現を心がけましょう。
・ 例:宣伝の要素を含めたり、問いかけ形式にすることで、読者の関心を引きつけます。
・イントロダクションは、レビュー論文の目的と方法を明確に説明します。全体の20%程度の文量を目安に、読者に論文の意義を伝えます。
・メソッドセクションには、文献選定の基準を明記し、レビューの信頼性を高めます。
・ 集めた資料やメモを活用し、各研究の内容や評価を自分の言葉でまとめます。理論や構造を正確に理解し、文献の強みや弱みを指摘し、自分の意見を交えて説明します。
・ 調査や分析に基づき、明確で説得力のある結論をまとめます。結論は、読者にとって重要な部分であり、次の研究や議論の基盤となります。
・ 扱った研究論文の引用は、一字一句変えずに正確に記載します。著者名、タイトル、ジャーナル名、ページ数などを確認し、引用の正確性を確保します。
・論文を書き終えたら、時間を置いて何度も読み返し、誤字脱字や文法の誤りをチェックします。対象研究の重要な問題を特定し、議論が適切に行われているかを確認します。
・簡潔な文体を心がける
・あいまいな表現を避け、具体的な数値で示す
・根拠を明確に示す
これらの手順とポイントを押さえ、プロフェッショナルなレビュー論文を完成させましょう。
優れたレビュー論文は、広範な研究を網羅し、論理的な構成で書かれる必要があります。単に結論を要約するだけでなく、共通点や矛盾点を分析し、未解明の問題の考察が求められます。
参考文献の引用ルールを遵守し、剽窃や盗用を避けることは言うまでもありません。
レビュー論文を作成する際には、いくつかの重要な注意点があります。以下に具体的な注意点を解説します。
レビュー論文の構成方法として、時系列を基に執筆する手法があります。各論文の出版日を考慮し、古いものから新しいものへと順に記載します。これにより、研究の概念や方法論がどのように発展してきたかを読者に明確に示すことができ、研究の進化やトレンドを理解しやすくなります。
もう一つの有効な方法は、テーマ別に分けてレビュー論文を執筆することです。各論文をテーマごとに分類し、重要な論点や理論を整理して解説します。このアプローチにより、特定のテーマに対する深い洞察を提供できます。特に、特定の課題や理論を詳細に分析したい場合は、テーマ別に分けることで論文がよりわかりやすくなります。
これらの方法を駆使して、論理的で分かりやすいレビュー論文を作成できます。
レビュー論文は、特定分野における既存の研究動向を把握し、新たな研究の礎を築く上で重要なツールです。本記事では、レビュー論文の定義、4つの種類、必要な要素、執筆のステップ、注意点までを網羅的に解説しました。
主な種類には以下の4つがあります。
効果的なレビュー論文の執筆には、以下のステップが必要です。
1. テーマ選択とキーワードリストの作成
2. 文献の検索と収集
3. 文献の管理
4. 文献の精読と評価
5. 構成の作成
6. 執筆
レビュー論文の作成は、研究者自身の知識やスキルの向上、研究分野への貢献、キャリアアップなど、多くの利点をもたらします。本記事で紹介した内容を参考に、読者の皆様が質の高いレビュー論文を執筆し、学術研究の発展に寄与されることを期待いたします。
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東大応用物理学科卒業後、ソニー情報処理研究所にて、CD、AI、スペクトラム拡散などの研究開発に従事。
MIT電子工学・コンピュータサイエンスPh.D取得。光通信分野。
ノーテルネットワークス VP、VLSI Technology 日本法人社長、シーメンスKK VPなどを歴任。最近はハイテク・スタートアップの経営支援のかたわら、web3xAI分野を自ら研究。
元金沢大学客員教授。著書2冊。