英語論文の執筆において、多くの日本人研究者が頭を抱えるのが「引用」の複雑なルールです。「et al.にはピリオドが必要?」「カンマの位置は?」といった些細な迷いが、執筆の手を止めさせていませんか?
引用は単なる形式ではなく、研究の信頼性を担保する重要な作法です。本記事では、APAやMLAといった主要スタイルの最新ルールに基づき、文中引用から参考文献リストの作成まで、失敗しないためのポイントを徹底解説します。
目次

英語論文において引用ルールを遵守することは、研究者としての倫理を守り、致命的な「剽窃(Plagiarism)」のリスクを回避するために不可欠です。剽窃とは、他者のアイデア、データ、文章を適切なクレジットなしに使用する行為を指し、学術界では最も重い不正行為の一つとみなされます。
引用を行う根本的な理由は、先人の知見(巨人の肩)に対する敬意を示し、自分の主張の根拠を明確にするためです。適切な引用は、読者が元の情報源を辿り、事実を確認するための「道しるべ」としての役割も果たします。もし引用を怠れば、たとえ悪意がなくても「盗用」と判断され、論文の撤回やキャリアへの深刻なダメージにつながりかねません。
特に、英語を母語としない研究者が陥りやすいのが「パッチライティング(Patchwriting)」です。これは、元の英文の構造を残したまま単語だけを入れ替えて自分の文章のように見せる行為で、これも剽窃の一種とみなされます。
立命館大学のガイドラインでも、他者の文章や意見を自分のものとして用いることは「自身の信用を失う行為」であると強く警告しています。したがって、他者の研究成果を利用する際は、必ず引用元を明記しなければなりません。
具体的には、引用符を使って「直接引用」するか、自分の言葉で完全に書き換える「パラフレーズ」を行い、出典を記載します。これにより、研究の独自性と先行研究への依存関係が明確になり、論文の信頼性が高まります。引用は単なる形式的な手続きではなく、学術的な対話に参加するためのパスポートなのです。
学術論文の引用スタイルには数多くの種類がありますが、その基本構造は大きく分けて「著者名・年号方式(Author-Date System)」と「引用順方式(Citation-Sequence System)」の2つに分類されます。投稿するジャーナルや分野によって採用される方式が異なるため、この違いを理解しておくことが重要です。
まず、「著者名・年号方式」は、心理学や社会科学分野でよく使われるAPAスタイルやハーバード方式が代表例です。この方式では、文中の引用箇所に著者の姓と出版年を (Smith, 2023) のように記述します。
最大のメリットは、読者が本文を読みながら「誰が」「いつ」発表した研究なのかを即座に把握できる点です。研究の歴史的背景や最新性が重視される分野で好まれます。参考文献リストは、引用順ではなく著者名のアルファベット順に並べられます。
一方、「引用順方式」は、医学や自然科学分野で多用されるバンクーバー方式やIEEEスタイルが該当します。文中には (1) や上付きの数字 ¹ などの番号を振り、巻末の参考文献リストでその番号順に文献を列挙します。この方式の利点は、本文中に長い著者名や年号が入らないため、文章がすっきりと読みやすくなることです。特に、一つの文に対して多数の文献を引用する場合にスペースを節約できます。
以下の表に、両者の主な違いをまとめました。
| 特徴 | 著者名・年号方式 (ハーバード方式など) | 引用順方式 (バンクーバー方式など) |
| 文中表記 | 著者名と出版年 例: (Tanaka, 2020) | 数字・連番 例: 1 または (1) |
| リスト順序 | 著者名のアルファベット順 | 本文での出現順(番号順) |
| 主な分野 | 社会科学、心理学、生物学の一部 | 医学、工学、化学、物理学 |
| メリット | 研究者と時期が即座にわかる | 本文が読みやすく、邪魔にならない |
自分の専門分野がどちらの方式を採用しているかを確認し、それに従った形式で執筆を進めることが、論文受理への第一歩となります。
引用には、元の文章をそのまま抜き出す「直接引用(Direct Quotation)」と、自分の言葉で要約・言い換えを行う「間接引用(Indirect Quotation / Paraphrasing)」の2種類があります。これらを適切に使い分けることは、論文の質を高める上で非常に重要です。
直接引用は、原文を一字一句変えずに引用符(“ ”)で囲んで記述する方法です。これは、定義を正確に伝えたい場合や、著者の独特な表現そのものに価値がある場合、あるいは分析対象としてテキストを扱う場合に使用します。例えば、文学研究で作品の一節を引用する場合などがこれに当たります。また、議論の対象となる主張を正確に提示して反論する場合にも有効です。ただし、多用しすぎると「自分の言葉で説明できていない」とみなされ、論文の評価を下げる原因になります。
一方、間接引用(パラフレーズ)は、元のアイデアやデータを理解した上で、自分の論文の文脈に合わせて言葉や構造を完全に書き換える方法です。理系や社会科学系の論文では、この間接引用が推奨されます。なぜなら、パラフレーズは著者が先行研究を深く理解し、消化していることの証明になるからです。複数の研究結果を統合して(synthesis)議論を展開する場合も、間接引用が適しています。
使い分けの基準として、以下の点を意識してください。
どちらの場合も、必ず出典(著者名、年号、直接引用の場合はページ番号)を明記する必要があります。特に直接引用では、スペルミスも含めて原文通りに書き写し、間違いがある場合は [sic] を用いて示すという厳密なルールがあることも覚えておきましょう。

著者数別の表記ルール(単著、共著、et al.の使用基準)
文中引用において最もミスが起きやすいのが、著者の人数に応じた表記ルールの使い分けです。特に、3名以上の著者がいる場合に使用される「et al.」の扱いは、引用スタイル(APA、MLAなど)やその版によって規定が異なるため注意が必要です。
ここでは、現在多くのジャーナルで採用されているAPAスタイル(第7版)とMLAスタイル(第9版)を中心に解説します。
まず、著者が1名(単著)の場合はシンプルです。常に著者の姓と出版年(APA)またはページ数(MLA)を記述します。
著者が2名の場合、両方の姓を常に記述します。重要なのは、括弧内と文中で接続詞を使い分ける点です。APAスタイルでは、括弧内ではアンパサンド & を使い、文中のナラティブな引用では and を使います。
そして、著者が3名以上の場合です。APA第7版では、初回の引用から第一著者の姓に続けて et al. を使用します(第6版では初回のみ全員列記というルールがありましたが変更されました)。MLA第9版でも同様に、3名以上の場合は et al. を使用します。
et al. の正しい書き方
日本人研究者がよく間違えるのがピリオドの位置です。et はラテン語の “and” にあたるためピリオドは不要ですが、al は “alii”(others)の略語なので必ずピリオドが必要です。
また、文末以外で使う場合、al. の後ろのピリオドは文の終わりを意味しないため、続けて文章を書くことができます。ただし、APAスタイルでは出版年を続ける場合、et al. の後にカンマを打ちます(例: Smith et al., 2020)。
文中引用には、大きく分けて「親引用(Parenthetical Citation)」と「ナラティブ引用(Narrative Citation)」の2つの配置パターンがあります。これらを効果的に使い分けることで、文章のリズムを整え、強調したいポイントを操作することができます。
1. 親引用(文末に置く場合)
これは、引用情報のすべてを括弧内に収め、通常は文の最後(ピリオドの前)に配置する方法です。研究結果や事実そのものを強調したい場合に適しています。
2. ナラティブ引用(文中に著者名を含める場合)
これは、著者名を主語や目的語として文章の一部に組み込み、出版年のみを括弧書きにする方法です。「誰が」その主張をしたのかを強調したい場合や、研究の流れを時系列で説明する場合に適しています。
複数の文献を同時に引用する場合
ある主張が複数の研究で支持されていることを示すために、文末の括弧内に複数の文献を並べることがあります。この場合、第一著者のアルファベット順に並べ、セミコロン ; で区切ります。
直接引用(原文をそのまま抜き出す引用)を行う場合、読者がその箇所を原典から正確に特定できるよう、必ずページ番号を明記しなければなりません。一方、パラフレーズ(要約)の場合は必須ではありませんが、長い書籍の一部を参照する場合などは推奨されることがあります。ページ番号の表記には厳密なルールがあり、p. と pp. の使い分けが基本となります。
ページ番号の表記ルール:
ページ番号がない資料(Webサイトなど)の場合:
Web記事やHTML形式の論文など、ページ番号が存在しない資料から直接引用する場合は、別の方法で場所を指定する必要があります。APAスタイルでは以下の方法が推奨されています。
注意点:
ページ番号の数字は必ず半角で入力してください。また、Page 25 のように略さずに書くのは一般的な引用スタイルでは誤りです。コロンを使って (Smith 2023: 25) と表記するスタイル(シカゴなど)もあるため、投稿規定の確認は不可欠ですが、APAやMLAでは p. や pp. を使うか、MLAなら著者名の後にスペースを空けて数字のみ(例: (Smith 25))とします。
同じ著者が同じ年に複数の論文や書籍を発表している場合、単に (Tanaka, 2020) と書いただけでは、どの文献を指しているのか区別できません。このようなケースでは、出版年の後に小文字のアルファベット a, b, c… を付与して区別するのが一般的なルール(APA、ハーバードなど)です。
区別の手順
注意点と応用

参考文献リスト(Reference List)の正しい並び順と優先順位
参考文献リストは、論文の巻末に配置され、文中引用されたすべての文献(個人的な通信を除く)を網羅する必要があります。その並び順は、APAやMLAなどの「著者名・年号方式」ではアルファベット順が基本原則です。正しい順序で並べることは、読者が文献を探す際の利便性を高めるために不可欠です。
並び替えの優先順位(APAスタイルの場合)
著者不明の場合:
著者が存在しない(または特定できない)文献は、タイトルの最初の重要な単語(”A”, “An”, “The” などの冠詞を除く)を使ってアルファベット順に組み込みます。この場合、文中引用でもタイトルの最初の数語を使います。
参考文献リストの記述は、文献の種類(媒体)によって必要な要素とフォーマットが異なります。ここでは、最も利用頻度の高いAPAスタイル(第7版)を例に、主要な媒体ごとの基本構成を解説します。
1. 学術雑誌論文 (Journal Article)
最も基本的な形式です。DOI(Digital Object Identifier)がある場合は必ず記載します。
2. 書籍 (Book)
出版社名を記載しますが、第7版から出版地(都市名など)は不要になりました。
3. 編集書の一章 (Chapter in an Edited Book)
誰が書いた章なのか(著者)と、どの本に入っているか(編者・書名)の両方を記載します。
4. Webページ (Webpage)
更新頻度が高いサイト以外は、閲覧日(Retrieval date)は不要です。
英語以外の言語(例えば日本語)で書かれた文献を英語論文で引用する場合や、英語文献自体のタイトル表記には、厳格なキャピタリゼーション(大文字・小文字の使い分け)ルールが存在します。スタイルによってルールが真逆になることもあるため、注意が必要です。
1. センテンスケース (Sentence Case)
APAスタイルの参考文献リストで、論文タイトルや書籍タイトルに使われます。
2. タイトルケース (Title Case)
MLAスタイルのタイトルや、APAスタイルの雑誌名(Journal Name)に使われます。
イタリック体の使用ルール:
一般的に、「コンテナ」と呼ばれる大きなまとまり(書籍全体、雑誌名、新聞名、Webサイト名)はイタリック体にします。一方、その中に含まれる小さな単位(章のタイトル、論文記事のタイトル)は、スタイルによって扱いが異なります。
表:スタイル別タイトル表記
| 対象 | APA (7th) | MLA (9th) |
| 論文タイトル | センテンスケース(引用符なし) | タイトルケース(引用符あり) |
| 書籍タイトル | センテンスケース(イタリック) | タイトルケース(イタリック) |
| 雑誌名 | タイトルケース(イタリック) | タイトルケース(イタリック) |
村上春樹のような日本の作家の英訳版や、日本語の論文を英語論文で引用する場合、翻訳者や原著の情報をどう扱うかが問題になります。ここではAPAスタイルを例に解説します。
翻訳書の引用(APAスタイル)
翻訳書を引用する場合、翻訳者を明記し、原著の出版年もカッコ書きで添えるのがルールです。
日本語文献の引用(英訳がない場合)
日本語の文献を引用する場合、タイトルをローマ字表記(Transliteration)し、その直後に英訳(Translation)を角括弧 [ ] で添えます。
編集書の章の引用:
編集書(アンソロジーなど)の中の特定の章を引用する場合は、章の著者と、本全体の編者を区別します。編者名の前には In を付け、名前の順序を「イニシャル. 姓」とします(著者は「姓, イニシャル」)。また、(Eds.) を忘れないようにしましょう。
引用ルールは複雑で、手作業ですべて管理するのはミスの元です。現代の研究環境では、「文献管理ツール」の導入が必須といえます。これらのツールを使えば、論文PDFの情報を自動で抽出し、クリック一つでAPAやMLAなどのスタイルに合わせて参考文献リストを生成できます。
主要なツールとして、以下の3つが挙げられます。
無料ツールと有料ツールの比較
| ツール | 価格 | メリット | デメリット |
| Zotero | 無料 | ブラウザ保存が簡単、動作が軽い | クラウド容量が少なめ(300MB) |
| Mendeley | 無料 | PDF管理が得意、容量2GBまで無料 | 同期エラーが起きることがある |
| EndNote | 有料 | 超多機能、投稿規定スタイルが豊富 | 高価、学習コストがかかる |
活用のアドバイス:
執筆時は、WordやGoogle Docsのプラグインを使用しましょう。手入力ではなくツール経由で引用を挿入することで、「本文にあるのにリストにない」「リストにあるのに本文にない」という不一致(Unmatched citation)を100%防ぐことができます。

社会科学・心理学で採用される「APAスタイル」の具体的な構造
APA(American Psychological Association)スタイルは、心理学、教育学、社会科学、ビジネス、看護学などで標準的に使用されるフォーマットです。最新の第7版(2019年)では、デジタルメディアへの対応が強化されました。
APAの基本思想は「最新性」の重視です。そのため、文中引用でも参考文献リストでも、著者の次に「出版年」が配置され、読者が情報の鮮度を即座に判断できるように設計されています。
具体的な記述例(学術雑誌論文)
Author, A. A., & Author, B. B. (2020). Title of the article in sentence case. Title of the Journal, 10(2), 123–145. https://doi.org/10.xxxx
日本人研究者が注意すべきAPA第7版のポイント
MLA(Modern Language Association)スタイルは、文学、言語学、哲学、芸術などの人文科学分野で広く使用されます。最新の第9版(2021年)は、「コンテナ(Container)」という概念を用いて、書籍、雑誌、Webサイト、Netflixなどの多様なメディアを統一的に扱う柔軟なシステムが特徴です。APAと異なり、MLAは「出典の特定(どこに書いてあるか)」を重視するため、文中引用では年号ではなくページ番号を使用します。
具体的な記述例(学術雑誌論文)
Author Last Name, First Name. “Title of the Article.” Title of the Journal, vol. 50, no. 2, 2020, pp. 123-45. Database Name, https://doi.org/10.xxxx.
MLAの特徴的なルール
APAスタイルとMLAスタイルは、それぞれ異なる学問的背景(科学 vs 人文)を持つため、表記ルールに明確な違いがあります。これらを混同すると、論文の信頼性が損なわれるため、違いを整理して理解しておくことが重要です。以下の比較表で、特に間違いやすいポイントを確認しましょう。
APA (7th) vs MLA (9th) 比較表
| 項目 | APA Style (社会科学・理系) | MLA Style (人文科学) |
| 文中引用 | 著者名, 年号, (ページ) 例: (Smith, 2020, p. 15) | 著者名, ページ (年号なし) 例: (Smith 15) |
| 著者名 (リスト) | 姓, イニシャル 例: Smith, J. | 姓, フルネーム 例: Smith, John. |
| 論文タイトル | センテンスケース、引用符なし 例: Effect of sleep… | タイトルケース、引用符あり 例: “Effect of Sleep…” |
| 著者3名以上 (リスト) | 20名まで全員記載 | 初回から et al. で省略 |
| 出版年 (リスト) | 著者の直後(カッコ内) | 出版社の後(巻末に近い) |
| 巻・号・ページ | 10(2), 123-145 (略語なし) | vol. 10, no. 2, pp. 123-45 |
比較から見える特徴
また、共通点として、どちらも参考文献リストは「ぶら下がりインデント(Hanging Indent)」を使用します。これは、各エントリーの2行目以降を字下げするフォーマットで、著者名を見つけやすくするためのものです。
論文を書き上げたら、投稿前に引用に関する最終チェックを行うことが不可欠です。些細なミスが査読者の心証を悪くし、「不注意な研究者」というレッテルを貼られかねません。以下のチェックリストを使って、自分の論文を客観的に見直しましょう。
これらの項目をクリアすることで、論文の「見た目」の品質が保証され、査読者が内容の評価に集中できる環境が整います。
英語論文における引用ルールは、単なる「形式的な決まりごと」ではありません。それは、あなたが先行研究を正しく理解し、自分の研究を学術的な文脈の中に適切に位置づけたことを証明するための重要な手段です。APAやMLAといったスタイルの違いは、それぞれの学問分野が何を重視しているか(最新性か、テキストの特定か)を反映しています。
日本人研究者にとって、英語のハンディキャップに加えて引用ルールまで配慮するのは大変かもしれません。しかし、基本原則を理解し、Zoteroなどの管理ツールを有効活用すれば、恐れることはありません。正しい引用は、あなたの研究成果を世界中の研究者に正当に評価してもらうための「信頼の証」となります。本記事が、あなたの論文執筆の一助となり、国際的な舞台での活躍につながることを願っています。

研究や論文執筆にはたくさんの英語論文を読む必要がありますが、英語の苦手な方にとっては大変な作業ですよね。
そんな時に役立つのが、PDFをそのまま翻訳してくれるサービス「Readable」です。
Readableは、PDFのレイアウトを崩さずに翻訳することができるので、図表や数式も見やすいまま理解することができます。
翻訳スピードも速く、約30秒でファイルの翻訳が完了。しかも、翻訳前と翻訳後のファイルを並べて表示できるので、英語の表現と日本語訳を比較しながら読み進められます。
「専門外の論文を読むのに便利」「文章の多い論文を読む際に重宝している」と、研究者や学生から高い評価を得ています。
Readableを使えば、英語論文読みのハードルが下がり、研究効率が格段にアップ。今なら1週間の無料トライアルを実施中です。 研究に役立つReadableを、ぜひ一度お試しください!
Readable公式ページから無料で試してみる

東大応用物理学科卒業後、ソニー情報処理研究所にて、CD、AI、スペクトラム拡散などの研究開発に従事。
MIT電子工学・コンピュータサイエンスPh.D取得。光通信分野。
ノーテルネットワークス VP、VLSI Technology 日本法人社長、シーメンスKK VPなどを歴任。最近はハイテク・スタートアップの経営支援のかたわら、web3xAI分野を自ら研究。
元金沢大学客員教授。著書2冊。