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PDF翻訳とは?ツール6選と元のレイアウトを維持する方法も解説

2024/11/16
翻訳

英語のPDFファイルを翻訳する際、多くの方が「翻訳精度が低い」「レイアウトが崩れる」「図表の処理に困る」といった課題に直面します。特に論文や契約書、技術文書など、正確な理解が求められる文書では、この問題は深刻です。本記事では、PDF翻訳の基本から、実用的なツールの選び方、レイアウトを維持したまま翻訳する方法まで、PDF翻訳に関する悩みを解決するポイントを詳しく解説します。

PDF翻訳の基礎知識

PDF翻訳の基礎知識

PDF翻訳とは

PDF翻訳とは、PDFファイル形式の文書を別の言語に翻訳することです。ビジネスシーンや学術研究分野で、PDFは最も広く使用されています。「Readable」のようなPDF翻訳に特化したツールも登場しており、PDF翻訳作業の効率化が進んでいます。

PDFファイルの翻訳には主に以下の方法があります:

  1. テキストをコピー&ペーストして外部の翻訳ツールに貼り付けて処理
  2. OCR*を使用してテキストを抽出し翻訳
  3. PDFを直接翻訳可能なオンライン専用ソフトを使用
  • PDFファイルを丸ごとアップロードして翻訳する方法
  • PDFファイルのURLを指定して翻訳する方法

これらの方法により、

  • 学術論文
  • 契約書
  • ビジネス文書
  • 製品マニュアル

など、多様な種類のPDF文書を迅速に翻訳できるようになっています。

しかし、PDF翻訳では、以下のような課題があります:

  • 翻訳精度:使用する翻訳ツール(Google翻訳、DeepL、ChatGPTなど)により精度が大きく異なり、特に専門用語や業界特有の表現、複雑な文章構造の場合に正確な翻訳が困難
  • レイアウト崩れ:PDFは印刷用の完成形式のため、翻訳後の体裁保持が困難
  • 図表の処理:グラフや表組みの中のテキストを適切に抽出・翻訳できない
  • フォーマットの互換性:異なるバージョンのPDFで互換性の問題が発生
  • セキュリティ設定:コピーガードされたPDFはテキスト抽出が制限される

これらの課題に対しては、徐々に対応が可能になってきています。

PDF:Portable Document Format(ポータブル・ドキュメント・フォーマット)の略で、どのデバイスでも同じレイアウトで表示・印刷できる文書形式です。

OCR:Optical Character Recognition(光学文字認識)の略で、紙の文書やスキャンした画像からテキストを読み取ってデジタルデータに変換する技術です。

PDF翻訳のメリット

PDF翻訳の最大のメリットは、効率的な文書処理と時間の大幅な節約です。特に大量の文書を扱う場合、NTTの調査では、人手による翻訳と比べて処理時間を最大90〜99%削減できるという報告があります。

PDF翻訳の具体的なメリットは以下の通りです:

  • 複数の文書を一括で処理可能
  • 24時間いつでも翻訳作業が可能
  • 翻訳コストの大幅な削減
  • 用語の統一性を保ちやすい
  • 人為的なミスを最小限に抑えられる

また、最新のPDF翻訳ツールでは、機械学習技術の進歩により、文書の種類や分野に応じた専門的な翻訳が可能になっています。例えば、学術論文では専門用語の訳出精度が向上し、ビジネス文書では定型的な表現を適切に翻訳できるようになりました。

さらに、クラウドベースのPDF翻訳サービスでは、チーム内での翻訳結果の共有や、過去の翻訳メモリの活用が容易になり、組織全体での業務効率化にもつながります。ただし、機密性の高い文書を扱う場合は、情報セキュリティの観点から、適切なツールの選択が必要です。

さらに、レイアウトを維持したまま翻訳できるツールも増えています。DeepL翻訳やReadableでは、画像やフォントスタイルなどを維持したまま翻訳結果をダウンロードできます。そのため、翻訳後にレイアウトを修正する手間が省けます。

PDF翻訳のデメリット

PDF翻訳は便利な反面、以下のようにいくつかのデメリットも存在します。

  • 専門用語や複雑な表現を含む文章では、翻訳精度が低下する可能性:使っている翻訳ツールの性能を事前に評価する必要があります。
  • Google翻訳の改行挿入による誤訳:学術論文や技術文書など、専門性の高いPDFを翻訳する場合は注意が必要です。翻訳結果をそのまま使用せず、専門家が内容を精査しましょう。
  • レイアウト崩れの発生:PDFファイルは、レイアウトが固定されているため、翻訳によってテキストの長さが変わることで、レイアウトが崩れてしまうことがあります。
  • 画像とテキストの位置がずれたり、画像が削除されたりする:重要な書類を翻訳する際には、細心のチェックをしましょう。
  • セキュリティ面でのリスク:オンラインツールの場合、機密情報を含むPDFファイルをアップロードする際に、情報漏えいのリスクが存在します。そのため、機密性の高いPDFを翻訳する場合は、セキュリティ対策が万全なツールを選ぶか、オフラインで翻訳を行うなどの対策が必要です。

これらのデメリットを理解した上で、用途に応じて適切な翻訳方法を選択することが重要です。

おすすめのPDF翻訳ツール6選

おすすめのPDF翻訳ツール6選

DeepL翻訳

DeepL翻訳は、PDF翻訳において最も高い評価を得ているツールの一つです。世界最高レベルの翻訳精度を誇り、特に文脈を理解した自然な日本語訳が特徴ですWebブラウザ版、デスクトップ版、モバイル版があり、PDFファイルを含む様々なファイル形式に対応しています。

DeepL翻訳の特徴として、以下が挙げられます。

  • 高度なAI技術による自然で高精度な翻訳
  • Word、PowerPoint、PDFなど様々なファイル形式に対応
  • 画像を含むPDFにも対応
  • 翻訳後のテキストを直接編集可能(有料のPro版のみ)
  • 用語集機能で訳語の統一が可能(無料版:用語ペアを10個まで登録可能、Pro版では5000個まで登録可能)
  • 元のレイアウトをできるだけ維持するように務めている

レイアウト保持に関しては、多くのユーザーから「レイアウトが崩れた」という報告があります。特に複雑なレイアウトや画像を含むPDFでは、翻訳後に元の形式が保たれないことがあるため、注意が必要です。

無料版では5000文字までの翻訳に対応し、Pro版では文字数制限なく利用できます。

Pro版の料金は月額1,200円からとなっています。

セキュリティ面でも、Pro版では翻訳後すぐにテキストを削除し、TLS暗号化によってデータを保護するなど、機密文書の取り扱いにも配慮されています。

Google翻訳

Google翻訳は、無料で利用できるオンライン翻訳サービスです。「ドキュメント翻訳機能」により、PDFファイルを直接アップロードして翻訳できます。

PDFファイルの翻訳には以下の特徴があります:

  • テキストベースのPDFのみに対応、画像PDFは扱えない
  • ファイルサイズの上限は10MB
  • 多言語に対応した翻訳が可能

翻訳精度については、一般的な文章では実用レベルですが、専門用語や複雑な文脈を含む場合は精度が低下する傾向にあります。

レイアウト維持に関しては以下の課題があります:

  • 画像や表を含むPDFではレイアウトが崩れやすい
  • 画像部分が削除される場合がある
  • 意図しない改行により文章が分断され、不自然な翻訳になることがある。

セキュリティ面では、機密性の高い文書の翻訳には適していないため、そのような場合は有料の専用サービスの利用が推奨されます。

一般的な文書の翻訳や、素早く内容を把握したい場合には、手軽に利用できる便利なツールとして活用できます。

Readable

Readableは、株式会社ネクストラボが提供する英文PDF翻訳に特化した国産のサービスです。独自の翻訳エンジンとレイアウト保持技術でPDF翻訳の課題に対応しています。

最大の特徴は、PDFのレイアウトを維持したまま高精度な翻訳を実現できる点です。翻訳前後の文書を見開きで比較できるため、原文と照らし合わせながら内容を理解できます。

Readableの主な特徴は以下の通りです。

  • 原文のレイアウトを高精度に維持したまま翻訳が可能
  • 独自のAIエンジンによる高精度な翻訳
  • 高速な翻訳処理(平均30秒)
  • 図表や数式を含む技術文書でもレイアウトが崩れにくい
  • OCR機能による画像PDFの翻訳に対応
  • 原文と翻訳文を見開きで比較可能

Readableは、日本語の構造を考慮したレイアウトを実現するため、句読点なども自然な形で配置されます。

セキュリティ面では、通信の暗号化やISMS認証取得済みの国内サーバー運用など、万全の対策が施されています。翻訳に使用されたPDFファイルは暗号化して保存され、翻訳完了後24時間で自動的にサーバーから削除されます。

利用料金は月額980円から、無料版は1日5ページまでの翻訳が可能です。

Readableは、レイアウトの崩れを気にすることなく、高精度な翻訳を迅速に得たいビジネスマン、研究者、学生にとって最適なツールと言えるでしょう。

DocTranslator

DocTranslatorは、Translation Cloud LLC社が提供する、Google翻訳の技術を活用したオンライン翻訳サービスです。100以上の言語に対応しており、PDFを含む様々な形式のファイルを、原文のレイアウトを維持したまま翻訳することを謳っています。

主な機能として以下が挙げられます:

  • Microsoft Word、Excel、PowerPoint、PDF、InDesignなど、幅広いファイル形式に対応
  • スキャンした文書や写真形式の画像も翻訳可能
  • 翻訳速度が速く、最大50MBのファイルサイズに対応
  • 元のフォーマット、フォント、レイアウトを維持したまま翻訳

翻訳精度は、Google翻訳の性能に依存します。文書の構造を正確に解析することで、レイアウトを崩すことなく翻訳文を元の位置に再挿入します。特に請求書や契約書など、フォーマットの維持が重要な文書の翻訳に適しています

DocTranslatorは、無料プランと有料プランがあります。無料プランではWord、Excel、PowerPointなどのファイル形式の翻訳が、初回1,000語まで利用できます。PDFや画像ファイル、大容量ファイルの翻訳には、有料プランが必要です。

セキュリティ面では、通信の暗号化やファイルの自動削除など、一定の対策が講じられています。

T4OO

T4OOは、株式会社ロゼッタが提供する、専門分野に特化したPDF翻訳ツールです。高精度なAI自動翻訳により、専門性の高い文書でも高品質な翻訳を実現できます。特に、医薬、金融、化学、機械、IT、法務など、2000以上の専門分野に対応している点が強みです。

T4OOの主な特徴は以下の通りです。

  • 100以上の言語に対応
  • 2000以上の専門分野に特化した翻訳エンジン
  • 高い翻訳精度(約95%)
  • 強固なセキュリティ対策

PDFファイルの翻訳では、元のレイアウトをほぼ維持したまま翻訳でき、スキャンPDFにも対応しています。ファイルサイズは1ファイル100MBまで処理でき、翻訳結果はWordファイル出力で、自由に編集できます

T4OOは、翻訳エンジンサーバーを国内に設置し、データの暗号化や自動削除など、セキュリティ対策にも力を入れています。

T4OOは、専門性の高いPDF翻訳を必要とするビジネスマンや研究者にとって、強力なツールと言えるでしょう。ただし、無料プランは提供されておらず、利用には費用がかかる点に注意が必要です。

Microsoft EdgeのPDF翻訳機能

Microsoft EdgeのPDF翻訳機能は、ブラウザに標準搭載された無料の翻訳ツールです。70以上の言語に対応し、PDFを開いたまま翻訳作業が可能という手軽さが特徴です。

主な機能として以下が挙げられます:

  • PDFツールバーから簡単に翻訳機能を呼び出せる
  • 翻訳したいテキストを選択して部分的に翻訳可能
  • 70以上の言語に対応

ただし、以下のような制限があります:

  • スキャンPDF(画像ベースのPDF)には非対応
  • テキスト選択がスムーズにできない場合がある
  • 数値が正しく翻訳されないことがある
  • レイアウトは維持されず、翻訳結果はサイドパネルに表示

EdgeブラウザでPDFを表示中に翻訳したいテキストを選択し、PDFツールバーの翻訳アイコンをクリックするだけで翻訳が開始されます。翻訳結果はサイドペインに表示され、原文と翻訳文を見比べながら内容を確認できます。また、翻訳に修正が必要な場合は、鉛筆アイコンをクリックして修正結果を送信できます。これはMicrosoft翻訳の精度向上に役立てられます。

セキュリティ面では、Microsoft Edgeのセキュリティ機能が適用されるため、一定の信頼性はありますが、機密性の高い文書の翻訳には注意が必要です。翻訳精度に関しては、DeepLやGoogle翻訳などの専門ツールと比較すると、まだ改善の余地があると言えます。

PDF翻訳ツールの選び方

PDF翻訳ツールの選び方

翻訳精度

PDF翻訳ツールを選ぶ上で、最も重要な要素の一つが翻訳精度です。翻訳精度が低いと、内容を正しく理解できないばかりか、誤った解釈をしてしまうリスクもあります。特にビジネスや学術研究など、正確な情報が求められる場面では、翻訳精度は非常に重要です。

以下の観点から翻訳エンジンの性能を確認する必要があります:

  • 専門用語や業界特有の表現への対応
  • 文脈を考慮した自然な訳文の生成
  • 数値や記号の正確な処理
  • 長文や複雑な文章構造の理解

翻訳精度は、ツールによって大きく異なります。

一般的によく利用されるGoogle翻訳は、近年AI技術の進化により精度は向上していますが、専門用語や複雑な文構造を含む文章では、まだ誤訳が多いという指摘もあります。

一方で、DeepLは、Google翻訳よりも高い翻訳精度を誇ると評価されています。特に、自然な表現や文脈理解に優れている点が高く評価されています。

Readableは、DeepLとGoogle翻訳を凌駕する独自のAI翻訳エンジンを搭載していると主張しています。

専門分野に特化したT-4OOも、約95%の正確性(自社調べ)でAI自動翻訳を実現していると謳っています。

翻訳精度を最大限に引き出すために、以下の機能の有無も確認しましょう:

  • 用語集やグロサリーの登録機能
  • 過去の翻訳メモリの活用
  • 文書の事前処理(プリエディット)機能
  • 翻訳後の編集(ポストエディット)機能

なお、完璧な機械翻訳は現時点では存在しないため、重要な文書の場合は人による校正を組み合わせることを推奨します。

レイアウト保持機能

PDF翻訳では、レイアウト保持機能は文書の可読性と実用性を左右する重要な要素です。レイアウトが崩れると、原文との照合が難しくなり、修正作業に時間がかかるだけでなく、図表の位置がずれて内容が正しく伝わらなくなる可能性もあります。

特に以下の要素について、ツールの性能を確認する必要があります:

  • 2段組みやカラム形式の維持
  • 図表の位置と形式の保持
  • フォントやテキストサイズの一貫性
  • ページ番号や脚注の配置

レイアウト保持機能は、ツールごとに性能が異なります。

Readableでは米国心理科学会の論文を翻訳した際、2段組みのレイアウトを完全に維持したまま翻訳できることが実証されています。

Google翻訳はテキストベースのPDFには対応していますが、スキャンPDFには対応しておらずレイアウト保持機能は貧弱です。

DeepLは、テキストベースとスキャンPDFの両方に対応していますが、レイアウト崩れが報告されています。

DocTranslatorは、レイアウトやフォーマットを維持したままPDFを翻訳でき、スキャンした文書や写真形式の画像にも対応していると主張しています。

T-400も元のレイアウトをほぼ維持したまま翻訳でき、スキャンPDFにも対応しています。

実際にレイアウトがどれくらい維持できるかは、無料でお試しをすることをお勧めします。

なお、高度なレイアウト保持機能を備えたツールは、一般的に有料サービスとなります。ただし、業務効率を考慮すると、再編集の手間を省ける点で投資に見合う価値があります。

対応言語

PDF翻訳ツールを選ぶ際には、対応言語も重要な要素です。英語以外の言語や、複数の言語を扱う場合は、慎重な選択が必要です。

以下に各ツールの対応言語数を示します。

ツール名対応言語数備考
DeepL翻訳33日本語含む主要言語に対応、高精度
Google翻訳133広範囲の言語をカバー
Readable英日のみ独自の翻訳エンジンを使用、レイアウト保持に特化
DocTranslator120+Google翻訳APIを使用
T4OO100+2000以上の専門分野に対応
Microsoft Edge70+ブラウザ内で直接翻訳可能

なお、対応言語数が多いからといって、必ずしもすべての言語で高い翻訳精度が保証されているわけではありません。実際の使用時には、必要な言語ペアでの翻訳品質を事前に確認しましょう。

セキュリティ

PDF翻訳において、機密情報の保護は極めて重要な要素です。特に無料サービスでは、翻訳データが学習用として保存・利用される可能性があるため、機密文書の翻訳には注意が必要です。

主要なPDF翻訳ツールのセキュリティ対策は以下の通りです:

ツール名セキュリティ対策備考
DeepL翻訳無料版:データ保存・学習利用ありPro版:翻訳後即時削除、ISO27001認証取得Pro版は欧州内の自社サーバーで処理
Google翻訳データ保存・学習利用あり機密文書には非推奨
ReadableISMS認証取得済みの国内サーバーで運用翻訳完了後24時間で自動削除オフライン環境での使用可能
DocTranslator通信の暗号化などセキュリティを重視プライバシーポリシーのもと、セキュリティ対策を実施
T4OOISMS認証取得、SSL暗号化通信国内データセンターで運用
Microsoft EdgeMicrosoftのプライバシーポリシーに準拠ブラウザ内で処理

機密性の高い文書を扱う場合は、以下の点を確認することが重要です:

  • データの保存期間と削除ポリシー
  • サーバーの設置場所と準拠法
  • セキュリティ認証の取得状況
  • データの暗号化対策

なお、完全なセキュリティを確保するには、オフライン環境で使用できるツールの選択や、機密保持契約を結んだサービスの利用を検討する必要があります。

PDFのレイアウトを維持したまま翻訳する方法

PDFのレイアウトを維持したまま翻訳する方法

ここでは、PDF翻訳の課題の中でも強い要求のある、原文のレイアウト維持機能に関して解説します。ツールの解説は、前のセクションを参照ください。なおGoogle翻訳とMicrosoft Edge のPDF翻訳機能はレイアウトは維持できないので省いてあります。

DeepL翻訳のファイル翻訳機能

DeepL翻訳のファイル翻訳機能は、PDFファイルを直接アップロードして翻訳できる便利な機能です。フォント、イメージ、フォーマットを維持したまま翻訳可能。

利用手順は非常にシンプルです:

  1. DeepL翻訳サイトを開き、「ファイルの翻訳」をクリックします。
  2. 翻訳するPDFファイルを選択し、アップロードします。
  3. 訳文の言語として「日本語」を選択します。
  4. 「翻訳」をクリックします。

翻訳が完了すると、翻訳されたPDFファイルが自動的にダウンロードされます。

ただし、イラストやカスタムフォントが多用されているPDFの場合、レイアウトが崩れる可能性があります。その際には、Pro版のAdvancedとUltimateプランに備わっている、翻訳済みPDFを編集可能な.docxファイルとしてダウンロードできる機能を活用して編集することも可能です。ただし、その場合も完全に元のレイアウトと一緒とはならない例も報告されています。

Readableの英語PDFファイル翻訳機能

英文PDFの翻訳に課題を感じているなら、Readableの英語PDFファイル翻訳機能が解決策になるかもしれません。Readableの最大の特徴は、PDFのレイアウトを維持したまま翻訳できる点です。図や計算式が入った文書でも、原文のレイアウトそのままに翻訳されるため、理解度を落とすことなく内容を把握できます。

Readableはレイアウト保持機能を豊富な事例で実証している点もメリットと言えるでしょう。

慶應義塾大学環境情報学部の神成教授は、分野横断型の研究論文の翻訳に活用し、図表の理解が迅速にできると評価しています。

沖縄科学技術大学院大学の山田准教授も、「Readableは自分の研究分野外の論文を読む時や、文章の多い論文を読む際にとても便利」と評価しています。

操作方法は非常にシンプルで、PDFファイルをアップロードするだけです。翻訳結果は、原文と訳文を見開きで表示するバージョンと、訳文のみのバージョンから選択できます。

このように、Readableは、レイアウト保持、翻訳精度、スピード、セキュリティなど、PDF翻訳ツールに求められる要素を高いレベルで満たしています。

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DocTranslatorのファイル翻訳機能

DocTranslatorの最大の特徴は、翻訳後のファイルのレイアウトやフォーマットを維持できる点です。そのため、ビジネス文書や学術論文など、レイアウトが重要な文書の翻訳に適しています。

利用方法は以下の手順で行います:

  • 無料アカウントを作成
  • 翻訳したいPDFファイルをアップロード
  • 原文と翻訳後の言語を選択
  • 翻訳を実行してダウンロード

DocTranslatorのファイル翻訳機能は、高精度な翻訳を、元のレイアウトを維持したまま、迅速かつ安全に行いたいというニーズに応えるサービスです。

PDF編集ソフトの活用

PDFのレイアウトを維持したまま翻訳するもう1つの方法は、PDF編集ソフトを活用することです。PDF編集ソフトには、OCR機能や翻訳機能が搭載されているものがあり、これらの機能を組み合わせることで、PDFファイルのレイアウトを維持したまま翻訳を行うことが可能になります。

主な手順は以下の通りです:

  • PDFをWord形式に変換
  • テキストを翻訳ツールで処理
  • レイアウトを調整して再度PDF化

代表的なPDF編集ソフトには以下のような選択肢があります:

  • Adobe Acrobat DC:業界標準の高機能ソフト
  • UPDF:直感的なインターフェースで使いやすい
  • PDFelement:コストパフォーマンスに優れている

例えば、Wondershare社のPDFelementソフトは、OCR機能と翻訳機能を搭載し、PDF内のテキストを100以上の言語に翻訳できます。PDFelementでは、PDF内のテキストを1回に1000文字以内、1ヶ月で最大10万文字まで翻訳可能です。

PDF編集ソフトの活用には、以下のようなメリットがあります。

  • 翻訳精度が高い:専門性の高い翻訳エンジンを搭載しているソフトが多く、精度の高い翻訳結果を得られます。
  • レイアウトを維持できる:OCR機能でテキストを抽出するため、元のレイアウトを維持したまま翻訳できます。
  • オフラインで作業できる:インターネット環境がなくても翻訳作業を行うことができます。

ただし、PDF編集ソフトは有料のものが多く、導入コストがかかる点がデメリットです。しかし、翻訳以外にもPDFの編集、変換、結合、圧縮など、様々な機能を利用できるため、PDFをよく利用する方にとっては、コスト以上のメリットがあると言えるでしょう。

最後に

PDFファイルの翻訳に関する課題、特に翻訳精度とレイアウトの維持という2つの大きな課題に対して、6つのPDF翻訳ツールの特徴やメリット・デメリットを紹介して、具体的な解決策を提示しました。

現在では、DeepL、ReadableやDocTranslatorなどの高性能な翻訳ツールにより、PDFファイルの翻訳は以前より格段に使いやすくなっています。特に、レイアウトを維持したまま翻訳できるツールの登場により、再編集の手間を大幅に削減できるようになりました。

ツールの選択においては、文書の種類や用途に応じて、翻訳精度、レイアウト保持機能、セキュリティ、対応言語などを総合的に判断しましょう。また、必要に応じてPDF編集ソフトと組み合わせることで、より柔軟な翻訳作業が可能になります。

これらのツールを適切に活用することで、効率的かつ高品質なPDF翻訳を実現してください。

Readableを使って研究効率を上げよう

研究や論文執筆にはたくさんの英語論文を読む必要がありますが、英語の苦手な方にとっては大変な作業ですよね。

そんな時に役立つのが、PDFをそのまま翻訳してくれるサービス「Readableです。

Readableは、PDFのレイアウトを崩さずに翻訳することができるので、図表や数式も見やすいまま理解することができます。

翻訳スピードも速く、約30秒でファイルの翻訳が完了。しかも、翻訳前と翻訳後のファイルを並べて表示できるので、英語の表現と日本語訳を比較しながら読み進められます

「専門外の論文を読むのに便利」「文章の多い論文を読む際に重宝している」と、研究者や学生から高い評価を得ています。

Readableを使えば、英語論文読みのハードルが下がり、研究効率が格段にアップ。今なら1週間の無料トライアルを実施中です。 研究に役立つReadableを、ぜひ一度お試しください!

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